なにかのまねごと

A Journey Through Imitation and Expression

その30年は、握り続けた絵筆が描いている

C103でのスペースの写真

今年は、あまりにも俺得な同人誌を作った1年でした。

そのタイトルは、「30th Anniversary」。何が記念なのかというと、私がお絵描きを始めてから30年という記念なのです。

お絵描きについて、私はプロでもないし、同人活動をずっと続けてきたわけでもないし、ネットで人気があるわけでもないです。

それでも描くことをやめずに30年が経ちました。

その30年は、間違いなく私の人生を支えてくれている時間です。

30年の間にはいろいろありました。

自分はプロの絵描きになるんだと信じていた10代の頃、その夢に挑んで敗れた20代の頃、結婚して家庭を持ち子どもも生まれた30代。

その間も絵を手放さなかったことは素直に誇っていいだろうと思いました。

なので、その30年間を記念する同人誌を作ることにしたのです。結果的に、ほぼ今年1年をこの本のための絵を描くのに充てることとなりました。

内容としては、絵が残っている00年代からの絵を30枚ピックアップして、それらをリメイクしました。

リメイク作業は自分の内側を見つめる作業で、絵一枚一枚についてさまざまなことを考えたりしましたが、それらは同人誌に解説として書いたのでここでは述べません。

でも、自分の過去のオリジナル絵のリメイク本というのは、正直俺得すぎる本になってしまったとは思いました。

そして出来上がった本はコミティアで頒布しましたが、今年の総括としてC103二日目でも頒布しました。それが今日の出来事です。

スペースに座って、見本を見てくれる方や名刺を持っていってくださる方、ただ通り過ぎて行く方や他のサークルに並んでる方々など、たくさんの人を見つめながら、この先私はどうしたいのだろうと考えました。

どうしたいのだろうと言っても、絵を描くことをやめるかどうか迷っていたわけではありません。絵を描くという私にとってとても大切な時間を、この先どう扱っていけばいいのか考えていたのです。

例えば、今からプロのイラストレーターになりたいとか、壁サークルになりたいとか、そんなことは望んでいません。

ただ、この先も絵を楽しんでいきたい。

そのためにどうすればいいのか、まだこれだ!という答えは見つかっていませんが、しばらくは同人誌を作ることを続けてみようかと思っています。

ちなみに、このお絵描き歴30年記念同人誌はBOOTHでも扱っております。

もしよろしければ、ご利用いただければ幸いです。

rotelstift.booth.pm