カテゴリを読書にしようかどうか迷ったんだけど、とりあえずネタで。
今パソコンから魔法のiランドにアクセスして、恋空の前編を読み終わった。正直、びっくりしてる。面白いことに。
話の展開は緩急あって次は何がくるのか読めないし、その割には小さなエピソードの積み重ねだけじゃなくてしっかり伏線も張ってあるし、登場人物達は確かに見方からすればDQNな面もあるのだけれど基本的には主人公のことを思ってくれてるいい仲間だし、文章も短く区切られてて小さな携帯というか小さな画面では確かに読みやすい文章で演出も効いてるし、内容も確かに胸に訴えかけるものがある。前編最後の家族のエピソードとか卒業式のくだりとか。
何でだ?これを面白いと感じてしまう私は何なんだ?私は秋田禎信信者でラノベも読んでたしミステリも読んでたし奈須きのこの空の境界や月姫も楽しめたし神林長平の戦闘妖精雪風とか魂の駆動体とかも面白かったし宮城谷昌光の介子推とか太公望とか大好きだし遠藤周作の深い河を読んで号泣したし我が西遊記を完結させずに夭折した中島敦を半ば憾んでもいる人間だ。それなのに、悪評たっぷりの恋空を面白いと思ってしまうのはなぜなんだ!?
ちなみに私は自分で言うのもなんだが、スイーツ(笑)とはほど遠い24にもなってほとんど化粧もせず出かけるデブスオタクだ。
とりあえずhttp://fsokuvip.blog101.fc2.com/blog-entry-284.htmlを読んで落ちは知っているが、それでも暇を見つけては最後まで読もうと思っている。
本当に何で恋空が面白いのか悩んでしまう。私は作品世界に入り込みやすい性格をしているからなんだろうか?でも西尾維新は受け付けなかったしなぁ…。本当に何でだ?
ちなみに今のとこ一番好きな登場人物は優。ちょっと単純だけどまっすぐで思いやりもあって本当にいい奴だと思う。この後彼が捨てられるのは分かっているんだけど、どうやって美嘉と優は終わりを告げるのか、気になるところだ。
【追記】
恋空ってDQN耐性があるかないかで激しく評価が分かれるんだろうなぁと思う。私自身にDQN耐性があるのか?と言われたら、よく分からないという返事しかできないけど。あ、でも2chの合宿所とかエネミースレとかのまとめはよく読んでいたので、DQN耐性ついちゃったんだろうなぁ。あのあたりのDQNと比べたら恋空のDQNなんて可愛いもんだと思う。