オタク趣味を捨てずに結婚する方法の模索 - シロクマの屑籠を読んで思ったことを。
まず初めに言っておく。私はさして濃くはないもののオタクだ。多分ちょいオタ程度ではない。そんなオタク女が今まで見てきたちょいオタ娘と、その探し方の話を少ししようと思う。
case1. 産まれた環境からしてオタク素養のあったちょいオタ娘の場合
彼女の家はご両親からして漫画やゲームが好きなお宅であった。なので彼女も自然とそれらに触れ、オタク的なコンテンツには特に抵抗感を抱かないように育ったようだ。しかし、両親程オタク趣味には染まらずに年頃の女の子らしくしっかりとお洒落やお化粧を楽しみ、普段は漫画などの話はおくびにも出さない彼女をちょいオタ娘と看過するにはどうすればいいのか?それは簡単で、子供の頃にどんなことをしてよく遊んだのかを期を見て聞いてみれば良い。彼女のようなパターンの場合は、家族と一緒にゲームなどをよくやったという返事がくるはずだ。しかし、こういうパターンのちょいオタ娘は稀かもしれない。
余談ではあるが、この例に出した彼女は現在実際にオタク系の男性と付き合っている。その男性はギャルゲー系のオタクであるが、普段からちゃんとこざっぱりとしておりゲーム以外のスポーツや芸能の話などの引き出しも持っている。おそらくではあるが彼女は彼がオタクだから付き合っているのではなくそれ以外のところが好きで、ついでのオタク趣味も寛容出来る人だった、というところなのだろう。
case2. 自発的にオタク世界に踏み込んで行ったちょいオタ娘の場合
彼女のことは、はじめはクラスから多少浮き気味であるが普通の人だと思っていた。漫画は殆ど読んだことがないと言う彼女に、とりあえず最終兵器彼女を貸してみた。そしたら大ハマりしたようで、私としても本を楽しんでもらえてうれしいと思った。しかしそれからしばらくして、彼女は弟が友達から借りてきたシャーマンキングを読んだのをきっかけに割と本格的にオタクへの道を歩みだしてしまったようだ。それ以来たびたび彼女からシャーマンキングのキャラクターについての話を聞かされることになった。正直、こうなってしまえば後は早いなと思ったものだ。
私の経験上だが、おとなしげで華やかな感じの友達とはあまり一緒にいない女性は彼女のように自発的にちょいオタになった女性である可能性が高い。こうした女性を見つけるためには、まずそれっぽそうな女性に当たりを付けて自分から漫画好きを公言してしまうことだ。運が良ければ、彼女の好きな漫画の話も聞かせてもらえるかもしれない。
case3. 自発的にオタク世界に踏み込んで行ったがそれを恥ずかしがっているちょいオタ娘の場合
彼女はちゃんとクラスの中の女性の力学が働いているグループに所属している人だった。だから私みたいな変わり者系オタクとはあまり縁のない人だと思っていたが、ある日突然、彼女が恥ずかしげに私に話しかけてきた。突然変なことを訪ねて申し訳ないが、銀河英雄伝説という小説を知っているか?と。残念ながら当時の私は銀英伝を読んだことが無かったので、タイトルぐらいは有名なので知っているが内容はよく知らないと答えたところ、彼女は突然変なことを聞いて本当に悪かった、と言いながらやはり恥ずかしげに去って行った。おそらく何かのきっかけで銀英伝にハマりそれを語れる仲間が欲しくて、オタクで有名だった私に声をかけてみたというところなのだろう。
こういうちょいオタ娘を見つけるのは非常に難しい。やはり本人がオタク趣味を恥ずかしがっているというところが非常にネックだ。おそらく多少の漫画の話振りをしたところでのってくることはあるまい。しかし、その彼女の好きなものをピンポイントで当てることがもし出来たのならば、恥ずかしがり屋の彼女も話に乗ってきてくれるかもしれない。
case4. ナチュラルにオタクらしいが本人の趣味が多彩すぎてそこら辺があやふやになってしまうちょいオタ娘の場合
彼女のことは正直今でもよくわからない。ゲームセンターに遊びに行くことに抵抗が無かったり、テニスの王子様を全巻持っていたり、コピックのことを知っていたり、あまつさえ本屋でBL系の同人アンソロジーを手に取っていたりと、状況からするとガチでオタクのはずなのだが、萌え語りの様なことをし始めることは一切無いし、漫画などの話すら殆どしない。そのかわり、射撃や大型バイクなどのちょっと変わった趣味からスノーボードなどの普通の趣味まで、多彩な趣味の話ばかりする。
彼女はおそらくかなりのレアキャラだろう。こうしたちょいオタ娘を見つけるにはどうするのか?といっても、正直よくわからない。多少漫画やゲームの話振りをしたところで、彼女ならそのまま流すように思う。きっと彼女にとって漫画やゲームは多くの趣味のうちの一つであって、特別なものではないのだろうから。例えば彼女がちょっとオタクっぽい漫画を買うところを目撃するなどといった偶然にかけるしかない様な気もする。