明日に卒論発表をひかえ、卒論も大詰めを迎えています。私の卒論は『ソーシャルブックマークの利用実態とその存在意義』という題目です。調査方法はアンケート調査としました。
 まず一つにはインプレスR&D社からインターネット白書2008用のアンケートのrawデータの一部を買いまして、それをSBMユーザと非SBMユーザの場合ということで分析しました。買ったデータはインターネットの利用傾向に関することのあたりです。その結果、全体的にSBMユーザの方が非SBMユーザよりもネットを活用している傾向が見られたのですが、両者の間で利用率がダブルスコア近くかそれ以上に離れたインターネットサービスがありました。それが、以下の表です。
| 目的・サービス名 | SBM利用ユーザ | 非SBM利用ユーザ | 
| 個人サイト作成 | 27% | 11% | 
| 個人ブログ作成 | 47% | 22% | 
| レビューサイトの利用 | 44.9% | 25.3% | 
| ブログの閲覧 | 75.7% | 48.6% | 
| SNS | 50% | 19% | 
| Q&Aコミュニティ | 32% | 13% | 
| ウィキペディア | 67.0% | 44.4% | 
| 掲示板のまとめサイト | 22% | 7% | 
| ミニブログ | 6% | 1% | 
 これらのサービスに共通するのは、ネットワークの向こうを信頼していないとなかなか手を出さないサービスなのでは?と考えました。そしてそれを検証するために、更にインプレスR&D社から追加のアンケートデータを買おうかと思ったのですが、既にデータを買ってもらってる身でこれ以上に私の卒論にお金をかけてくれ、とはなかなか言い出すことが出来ないまま今まで来てしまいました。SBMユーザは非SBMユーザよりもインターネットの向こうの人々を信頼している、という仮説をちゃんと検証し、もしその仮説が正しければ、私の卒論はもっと面白くなったのでは?と考えてしまいます。
 これが、私の卒論の後悔です。
第二回SBM研究会でとらせていただいたアンケートデータは卒論に活用させていただきました。そしてその結果は卒論やテストなどが終わった頃に公開する予定です。今しばらくお待ちください。