タイトル通り、誰に頼まれたわけでもありませんがお絵描きメイキングをやってみます。まずは下絵編。
絵は机ではなくて画板を使って描いています。この画板は小学校に入学するときに図画工作の授業用に買ったものです。今でもバリバリ現役として働いてくれてます。画板を使う理由は単純明快で、楽な姿勢で描けるからです。座椅子に座ってもいいし、寝っ転がってもいい。それと、目の錯覚を起こさないという理由もあります。椅子に座って水平な机の上に紙を広げて描くと、手前の方が大きく見えて奥のほうが小さく見えるため、絵が歪んでしまいます。まぁ、そんなものすごく気になるってほどでもないんですが。
まずは構図を考えます。この写真は自作の構図用紙を写したものです。A4のコピー用紙を4分割して使っています。ぴったり4つではなくて、枠があるというのが大事です。余白がないと他の絵との境目がよくわからなくなってしまうので。また、余白にイメージなどの走り書きも出来ます。前回の絵は右下の絵を、今回の絵は右上の絵を使っています。
左側がラフ、右側が下描きになります。ラフは4Bの鉛筆でざっと描いてしまって、下描きはラフを大まかにトレスしつつ、細かいところを描いていきます。とは言え、下描きもかなりラフなのですが…。
真ん中が線画になります。線画は下書きからトレスしつつ、さらに細かいところを描きます。利用しているのはHBの鉛筆です。最近までシャーペンを使っていたのですが、一度アニメの動画を描いてみてから、筆圧が高くても大丈夫な鉛筆派になりました。私の場合、ある程度力を入れないときれいな線が引けないもので…。
トレスにはらんぷシートを使っています。本当はもっとちゃんとしたトレス台を買うつもりでいたのですが、予算の都合でらんぷシートに…、と思ったのですが、買ってみてから画板を使う自分にとってらんぷシートはベストチョイスだったことに気づきました。薄くて軽いので画板に乗せてもなんも問題なしです。
ちなみに、らんぷシートを買う前はトレス台無しでトレスをしていました。使っているのが薄いA4コピー用紙なので、白い画板の上に乗っけてしまえば微妙に反射光が透けてうっすらと下の絵の線が見えるのです。下絵を正確に写すのではない私の描き方ではこれでもそれなりに用が足りました。でも目が疲れるので、トレス台推奨です。
そして出来た線画をオールインワンプリンタでスキャンし、さらにコピーします。
コピーした線画に鉛筆でざっと影をつけます。私は色塗りが苦手なのですが、この工程を入れることでだいぶ色塗りが楽になりました。全体的に光の調子を見ることが出来て、出来上がりがイメージしやすいです。
また、この時点でだいたいどんな色を塗るのか考えておきます。というか、どんな風に色を塗りたいか考えないと影の調子が付けられないというか。今回はHappyな絵ということで、背景は青空水面の青に雲と光の反射の白をイメージし、それに合わせて光は左上から太陽光が均等に当たっていると考えます。ぶっちゃけ、旧エヴァTVの最終回の最後のシーンみたいなのをイメージして、陰を塗りました。
こんな過程だったらスキャンした線画にソフトで陰を塗っても同じどころか陰塗りを再利用出来るそちらのほうがいいのではないかと思いますし、そのほうが向いている方もいると思います。でもこっちのほうがはるかに時間がかからないし、色を塗っている最中に横において羅針盤的な役割をしてもらえるのでこの方が好きです。
次は色塗りです。まだ私も発展途上ですが、Pixelmatorを使った色塗りを紹介しようと思います。