私とジャーマンメタルバンドHelloweenの出会いを作ってくれたのは、格闘ゲームGuilty Gearです。
高校時代、私は格闘ゲームのGuilty Gearにハマりました。で、iモードでいろいろ調べているうちに、このゲームの固有名詞の元ネタは世界各国のHR/HMのバンドにあることを知ったのです。
そこで、持ちキャラのソルの元ネタであるQueen、ではなく、なぜかソルのライバルキャラ、カイ・キスクの元ネタであるHelloweenに興味を持ちました。幸い高校近くのレンタルショップにはHelloweenの1stアルバムが置いてあり、それを聴いてみたのです。
まあ、それからはHelloweenの虜と成りました。私見ですが、Helloweenはものすごく聞きやすい。デスメタルよりはメロディアス、なのにクサメタルまではいかない。このバランス感が本当にいいと思います。
というわけでもう15年くらいHelloweenファンをやっているので、ここらで10曲くらい私は特にこの曲が好きだ!というのを並べ立ててみる気になりました。
ちなみにランクは付けないので、発表順で並べます。
1.How Many Tears
残念ながらカイ・ハンセン版の方は見当たらなかったので、マイケル・キスク版を。
愛だ恋だと歌っているJ-POPしか聴いたことのなかった高校生には、この歌詞の物語は強烈でした。世界平和を歌う曲とか初めて。歌詞カードとにらめっこして自分なりに考えたものです。
2.Twilight Of The Gods
サビの壮大さがいい。誰もが中学高校でハマる北欧神話をくすぐる歌詞がまた良いのです。
3.Eagle Fly Free
最初はあまり音程に起伏をつけず、サビでそれまでが嘘のように軽やかに伸びてゆくメロディーが非常に楽しい一曲です。
4.March Of Time
これもサビの伸びやかさがボーカルと非常によくマッチしていて、開放感が半端ない一曲。
5.Longing
これはバラード。マイケル・キスクの声の美しさを心底堪能できる一曲。
6.Power
個人的に非常に思い出深い一曲。まっすぐな応援歌で、受験勉強をしている間に聴き込みました。We've got the POWER!
7.Revelation
前奏が始まった時から『持って行かれる』感じのする名曲。サビも非常に私好みでグッときます。
8.The Dark Ride
大曲。長い曲ですが聴いてて非常にリラックスできる一曲です。メタルでリラックスってなんだ?って気もしますが、急ぎすぎないゆったりとしたメロディなのにメタル、というところが聴き込んでも良しBGMにしても良し、なのです。
9.Who Is Mr. Madman
七つの大罪のうち、Lustの罪を持つ王様の曲。この歌の物語、なんか好きです。サビの部分で歌い上げられる魂の叫びが本当にいい。
10.If God Loves Rock 'n' Roll
もしも神様がロックンロールを愛していたら(反語)、という、反体制としてのR&Rを強く意識した歌ですね。Here we go...のところで夢から覚めるんでしょうか。
特選.Keeper Of The Seven Keys
Helloweenを語るなら絶対に欠かせない一曲。七つの大罪と七つの海をめぐる七つの鍵の物語はここから始まるのですよ。ライブでYou're the keeper of the seven keys.と歌い上げる時の感動は異常。
というわけで、特選も含めて11曲のHelloween曲を挙げてみました。どれも大好き。古い曲ほど思い入れが強いです。Revelationくらいまでは高校生の本当に多感な時期に聞いたからなのでしょう。
しかし、ここまでHelloweenと長い付き合いになるとは欠片も思っていませんでした。デビューから数えるともう30年以上、今でも歌い続けるヴァイキーたちに心からの賞賛と感謝を。これからも聴き続けます。