タイトル通りの話です。
用意したものは
- Transbook T90chi メモリ2G eMMC64GB Windows10にアップデート済み
- メディバンペイント
- DELL Active Stylus 13Q41
の3点。
Transbook T90chiは元々どこでもドラクエ10ができるように買ったもの。でもドラクエが半引退状態になり、次はどこでも提督になれるように使っていたのですが、艦これは待ち時間が長い。なので、その待ち時間の間にお絵かきでもしていよう、と思ってお絵かき環境を整えることになりました。
最初は筆圧設定が効かないスタイラスペンで描いていたのですが、段々と欲が高まり、Transbook T90chiと相性のいいDELLの13Q41を買うことになったのです。
ソフトはメディバンペイントを使ってます。メインマシンのほうで使ってるのはクリップスタジオペイントなのですが、こちら有料ソフトのため、もう1ライセンス買うのはちょっと億劫だなぁ、と思い、ググって見つけたメディバンペイントを試してみることに。
で、これがタブレットPCと相性がいいです。何がというと、タッチジェスチャーが効く。特に設定などせずとも二本指で拡大縮小回転ができて非常に快適。Tabキーを押すと周りのパレットが一通り片付いて、絵を大きく表示できるのもいいです。ペンの質感的なものはクリスタの方が上ですが、らくがきする程度なら全く困りません。A4サイズ350dpiでもサクサク動きます。
しかし描いていると、特に線を早く引いたときに『下にドラッグ』という謎の機能が働いてしまいます。これが働くと線が引けない。この現象には以下のように対処しました。
- 設定を開く
- 『ペンとタッチ』で検索
- 出てきた『ペンとタッチ』項目をクリックし、『フリック』タブをクリック
- 『フリックを使用してよく実行する~』のチェックボックスを外す
こうすると、下にドラッグという謎機能が働かなくなるだけでなく、ペン自体の感度もよくなったと思います。
また、Transbook T90chiと13Q41の組み合わせはパームリジェクションというペンを使ってる最中は掌の入力を無視する機能が使えるのですが、それでも一応布などを手に当てて掌が直接画面につかないようにする工夫をするといいと思います。
で、肝心の書き心地ですが、らくがきまでなら問題ない、といった感じです。ペン入れといった精度の必要な作業はちょっと根性ないと無理。
なぜなら、以下の問題があるからです。
- 短いストロークは反応しない
- 線を引いてから実際に線が引かれ始めるまでにタイムラグが若干あり、線の始まりが多少遅れる
- はらいが超難しく、インクだまりのようになる場合がある
※ソフト次第で回避できるようです。追記を読んでください。
この点はワコムの液タブの13HDの方が断然上、って感じがします。
けれどもTransbook T90chiには寝っ転がりながらお絵かきができるコンパクトさと取り回しの容易さがあり、これはこれでまた私のようなだらしない人間には魅力的。外でお絵かきするのも簡単でしょう。
今や私のTransbook T90chiはドラクエ10が動くし艦これも動くしお絵かきもできるし使わないけどVisal Studioも入れたしと、なんかいい感じのマシンになってくれてます。
最後にこの環境でペンまで入れた絵をサンプルとして置いておきます。ご参考までに。
※サンプル追加したので最初のサンプルは下げさせていただきます。
2016年5月23日 追記
各種問題点に挙げた線を引く際の不整合ですが、クリップスタジオペイントでは回避できました。ライセンス、2台のPCに入れてもよいものだったらしいのでT90chiにもクリスタを入れたのですが、クリスタでは上記不整合がほとんど出ませんでした。
サンプルとして、同じ絵でクリスタでペンを入れたものとメディバンでペンを入れたものを用意しました。ソフト選びのご参考になれば幸いです。
#メディバンペイント 原寸大リンク
※メディバンペイントでは髪の毛の先など目立つインクだまりみたいな点は消しゴムで削除しています。