川崎市市民ミュージアムで開催中の、「描く!」マンガ展に行ってきました。
副題が〜名作を生む画技に迫る−描線・コマ・キャラ〜となっていたので心惹かれたのです。
描線については各作家ごとに田中圭一先生が解説を入れて下さっており、ふむふむなるほどと。コマ割りの妙についてはあずまきよひこ先生のよつばと!が具体的に解説されていました。キャラについては、ゴルゴ13を生み出したさいとう・たかを先生のゴルゴに対する熱い思いがぶつけられた文章がすごく心に残りました。他にも平野耕太先生の作品については、描線とキャラが融合し不可分の魅力を持っている、という指摘が印象に残りました。それと島本和彦先生を通してあだち充先生や高橋留美子先生まで解説してしまっているのはすごい手段だと思いました。
あとは時代ごとにマンガ雑誌の変遷が紹介されていたり、デジタル作画を体験できる液晶タブレットがどどーん!と置いてあったり、楽しかったです。