なにかのまねごと

A Journey Through Imitation and Expression

賢いとか愚かとか

っていうキーワードは、自分の中の地雷だなぁ、と思う。
賢い人はこういう人だ、みたいな意見を目にするだけで、心が曇る。なぜなら、そういう人が「愚かな」人々を差別しているように見えるからだ。
そう見えるだけで、実際に差別をしているわけではないのかもしれない。
でも、差別ってする側には自覚がなかったりするものこそ根が深いとも思う。
そしてそうした差別に対し、個人的な反論は2点ある。
まず、目に見える範囲では愚かでも、目に見えないところに聡明さがある可能性を否定できない、ということ。
もう1点は、仮に全ての面で愚かであるように見えても、それがその人の尊厳を奪うものではない、ということ。
どんな人であっても自分の意見を尊重され、その意見があること自体を否定されない権利があると思う。

なぜそう思うのかというと、人の尊厳は知性ではなく生きているということ自体に依っているからだと考えているからだ。

まぁ、冷静に書けばそんな感じなのだけれど、これはこれで自分が他の人を値踏みしているような書き方で違和感がある。
けれども、こういう書き方をしないと賢い人には伝わらない気がしてしまう。
本音をそのまま正直に書けば、「バカをバカにするな」なんだけどね。