私のほぼドラクエ10専用タワー型パソコンは、そのデカさ故に普段は使わない部屋に眠っている。なので、ドラクエ10をプレイするときは、MacBookにインストールしたMoonlightを使っている。
Moonlightの詳しい使い方は割愛。
で、今更ながらゲーム配信もやってみたくなった。選択肢は3つ。
- ドラクエ用パソコンがある部屋に行って直接パソコンを操作して配信
- MacBookからMoonlightの画像を配信
- MacBookからなんとかして実況音声をドラクエ用パソコンに送って、そこからリモートで配信
なのだが、それぞれに問題があった。
1は割と論外。ドラクエ用パソコンは非常にゲームしづらい設置になっているし、できれば普段のMacBookから配信がしたい。
2はやってみたところ、どうにも配信用エンコードにGPUが効かないらしく動画がガクガクになってしまう。ガクガクしない解像度は480p。ちょっとこれは見てくださってる方に辛みが行ってしまう。
3はちょっと考えればわかるが、MacBookのマイクデバイスがMoonlight経由でドラクエ用パソコンに繋がるわけがない。
なので、そこそこ詰みだと思っていたけれど、状況が解決したのでここに残しておく。
環境
ドラクエ10用Windowsパソコン
Windows10 Pro
配信用ソフトはOBS
音声用ソフトとしてVB-CABLE
Chrome ブラウザ
Moonlightを入れたMacBook
MacOS Catalina
ゲーム用リモートデスクトップソフトMoonlight
できればマイク付きのヘッドセット(なくても可)
Chrome ブラウザ
その他
GMailアカウントを二つ
概要
MacBookからWindowsパソコンにハングアウトをかけて音声を送り、それをゲーム画面と一緒に配信する。
しかし、普通にハングアウトで音声を送ってそれを配信するだけだと、自分の声もモニタリングしてしまうので非常に話しづらい。
なので、Chromeの音声をVC-CABLE経由でOBSに送り、その音声はモニタリングしない様にする。
やり方
MoonlightでWindowsパソコンに接続する。以下の操作は全てMacBookからやってます。
VC-CABLEを管理者権限でインストールする。
OBSをインストールし立ち上げ、ゲームキャプチャを使いドラクエ10の画面と音声が配信できる様にする。詳細は略。
次にOBSに音声出力キャプチャを追加する。わかりやすい名前をつけよう。「声」とか。で、プロパティでCABLE INPUT(VB-Audio Virtual Cable)を選択。あと、念のためオーディオの詳細プロパティで、デスクトップ音声と「声」、共にモニターオフになっていることを確認する。
それから、MacBook、Windowsパソコン両方でChromeブラウザを立ち上げ、二つ用意したGMailアカウントで、MacBookからWindowsパソコンにハングアウトをかけ、Windowsパソコンで受信する。受信後、Windows側で右上の歯車マークの設定から、全般タブのスピーカーでCABLE INPUT(VB-Audio Virtual Cable)を選択。
OBSを見て、声を出すと音声出力キャプチャのレベルゲージが動くのを確認する。
おめでとう、あとは普通に配信するだけです。そして、普通に音の混信などに気をつけましょう。Mac側のハングアウトのカメラは切っておくのを推奨します。
まとめ
これで、Moonlight経由でドラクエ10のゲーム配信ができる様になった。Windowsパソコンは型落ちとは言え一応ゲーミングパソコンとして組んだものなので、ドラクエ10の起動と動画配信くらいではガクガクすることもなく、快適な動画が配信できる。
おめでとう、私。ありがとう、ネットの中のサムワン。