なにかのまねごと

A Journey Through Imitation and Expression

例え話をするくらいならざっくり話そう

 この間プログラミングの初学者の人でクラスが分からんと言ってる人がいたんですね。その人は、本には車で例えてあるけど余計に分からん、って言ってたんですよ。

 それね、すごくそう思います。

 車で例えるからにはクラス(と言うよりオブジェクト指向の考え方ですが)を差分プログラミングの観点からしか説明できないと思うんですよね。

 また、車で例えてしまうとじゃあ車が事故にあったときはオブジェクト指向のどんなことに相当するんだろうとか考え始めてしまって、例えた先にはあるものだけど例えられた元にはない概念まで探したり誤解したりすることがあると思うのです。

 こんな風に、例え話っていうのは説明したい概念が不足したり余計だったりして、かえって誤解を生んだりするのでは?って思います。

 多分例え話を使いたい場面って、説明したい概念が相手にとって未知で、まず理解のとっかかりを作りたい場面ですよね。

 そこで話を終わらせていいなら例え話でもいいのかも知れませんけど、ちゃんと勉強したい人のはじめの一歩にするのだとしたら、雑でもいいから例えずにざっくり話せばいいと思うんですよ。

 余計な誤解や先入観、足りてない理解を足りてると誤解させること、それらを避けることができるので。